簿記2級をなぜ取るの?

- 税理士や公認会計士を目指すためのステップ
- 会社で経理が必要
- 大学入試に必要
- 履歴書に書くため
- 就職のため
- 財務諸表や決算書を見るため
- 給与アップ
私の実体験で思ったこと

簿記2級の資格が役に立った
私の過去の話を聞いてください。若いころは、何か一つでも資格を取っておけば仕事に役立つのではないかと軽い気持ちで簿記2級の勉強をしていました。
そして50歳になって感じたこと、経験談をお話しします。
私の高校の話

私は商業高校出身です。私達の時代は現在の簿記2級より難しくはありませんでした。そして90%の生徒が2級の資格をとっていました。
現在、同窓会に出ても、簿記に携わっているのは同学年でも10%程です。簿記の先生になった友達と経理をしている数人だけです。
自営業で帳簿をつけることがあっても3級のレベルで充分です。最終は専門の税理士さんが申告をするからです。
そして自営業の同級生も、税理士さんがいるので本業に力が入れることができるのだと思います。
資格を取るだけなのか?それとも、資格を活かすのか先ずはそこを考えてください
会計事務所での勤務の話

個人事業主の会計事務所では、お客さんは殆ど固定のお客様になります。毎年同じ処理で変化は殆どありません。
もちろんお給料も安く給与アップもそれほど見込めません。まず初めに、簿記の実務の勉強、簿記を活かすなら、安心して働けると思います。
従業員40名ほどの大きな会計事務所に勤めた経験もあります。
給料は一般企業の事務の方と変わらないと思います。そして税理士さんは基本給プラス資格手当として有資格者5万円、税理士勉強中の一部資格者に対しては、税理士科目1科目につき1万円の手当てが付いていました。
その他のメリットとしては、大きな会計事務所の場合、相続や、開業、M&Aなど携わるの機会もあるかもしれません。
税理士資格を取った方は数年勤務して、独立をされていきます。やはり独立することと、雇われているのでは、お給料が断然違います❢
しかし、独立すると顧客を取る営業の仕事や経営に携わることとなり、独立せずに、会計事務所に勤めている方も多くおられます。
一般企業での勤務の話

最終、一般企業に勤めました。やはり会計事務所に勤めていたので、実務は直ぐに慣れました。
お給料は会計事務所の2.5倍から3倍に増えました。
私の部下の中途採用募集したときの話
中途採用試験をした時の話をします。
採用試験で仕事に使う仕分けをテストとして出題しました。2級の資格を持っていても全く仕分けができきない方が殆どでした。貸借も忘れている人も・・・💦
おそらく試験のための勉強だったのだと思いました。最終的に3級で実務経験のあるかたを、採用しました。中途採用では、実務が必須です。
まとめ
今の目標と未来の目標の考えは変わるかもしれません。
今、一生懸命に勉強しても2級の簿記は必要になるかどうかわかりませんが、今、試験を取ろうと思っているなら是非2級の合格を目指してください。
そして勉強後簿記に関わる仕事についてください。
実務で実際小切手などを手に取ると、勉強が生かせ、楽しく仕事ができると思います。頑張ってください(^^♪